2007年11月7日水曜日

「パプリカ」を観た

 先日、「パプリカ」をレンタルビデオ屋で借りました。そして観ました。楽しかったです。

 第二次性徴期の悶々としていた頃はエログロナンセンスを求めに求めた熱心な筒井ファンでしたが、夜のリアリストになってからは筒井作品に触れることがすっかりなくなっていました。筒井作品はもとより、本を読むこと自体が激減しました…
 それなのに、何故だか判りませんけど「パプリカ」は既に読んだものだと思って DVD を観ていました。1997年の作品なので絶対に読んでいないのに、「あぁ、あの場面か…」とか思いながら観ていました。自分の適当さ加減にビックリです。うははははは。

 すいません、筒井先生。

 というわけで、レンタルビデオ屋に返却に行きつつ BOOK-OFF に行って見つけました。購入しました。「 DS 文学全集」で今読んでいる「夜明け前」の後で読みます。

 さて、映画の感想。
 最近のアニメらしく画面の密度(情報量)が高い(多い)ので目が離せません。絵的に宮崎駿的だったり、押井守的だったりする場面があります。インスパイアなのか、リスペクトなのかは判りません。

 ストーリーはそう難しくなく、謎解き、緊迫感、気持ち悪さ、気持ち良さが適度に入っています。ツンデレ感も入ってます。後味ほんわか。夢物、 SF が嫌いじゃなければ大丈夫でしょう。
 平沢進の音楽が素敵。
 そして、「パプリカ」がとっても魅力的。すっかりやられてしまいました。

パプリカ
パプリカ
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